沖縄発「サンゴの建材」がCOOL JAPAN AWARD 2025を受賞
このたび、弊社が開発するサンゴ由来の建材ブランド ulu#353196 が、COOL JAPAN AWARD 2025 を受賞しました。
今回の受賞作品は全国で46件。その多くは観光地や交通、生活文化など多彩なジャンルですが、沖縄からの受賞として「観光地以外」で選ばれたのは、今回が初めてのことです。

「サンゴの建材」について
「ulu#353196」は、 風化したサンゴを再資源化し、自然由来の塗り壁やタイルとして活用する建材ブランドです。サンゴが持つ微細な空孔を利用することで、臭いや湿気を吸着し、シックハウス症候群の原因物質も吸収・分解することが確認されています。
また弊社では、泡盛の蒸留粕と風化造礁サンゴを用いた独自の養殖基盤(特許取得済)を開発。建材を選んでいただくことが、そのまま新たなサンゴの再生活動を支える仕組みになっています。
関西万博での展示
来月(9月3日)、大阪・関西万博会場で行われる表彰式に参加し、会場ではブランド紹介パネルを展示します。建材サンプルの展示はありませんが、泡盛蒸留粕を活用したサンゴ育成スティックを設置し、パネルや写真を通して「使って、育てる」循環型の取り組みを知っていただけるよう準備しています。
最後に
弊社は創業50年、コンクリート二次製品の製造を主力としてきました。その基盤の上で、地域資源を活かした新しい建材や環境技術に挑戦し続けています。今回の受賞を励みに、沖縄の海や景観を守り、未来へつなげる製品づくりに取り組んでまいります。