【地域の子どもたちと未来へ ― サンゴ植え付けを支える沖坤の取り組み】
8月16日(土)、沖永良部、沖泊漁港にて知名町農林課主催「サンゴを守ろう! 夏休みサンゴ植え付け体験」が開催されました。
このイベントで使用された植え付け用スティックを、沖坤が提供させていただきました。
子どもたちの真剣なまなざしとサンゴへの想い
イベント当日は、知名町サンゴ礁保全対策協議会 会長・東進一郎氏による講話から始まり、沖永良部島におけるサンゴ礁の現状や生態系について子どもたちが学びました。
その後の植え付け体験では、小学4年〜6年生の子どもたちが、折れてしまったけれどまだ生きているサンゴを、スティックに針金と専用ボンドで固定する作業に挑戦。
炎天下の中でも一生懸命に取り組む姿がとても印象的でした。
固定されたサンゴはその後、ダイバーの手によって保護海域に植え付けられ、今後は経過観察を行いながら成長を見守っていきます。

泡盛蒸留かすから生まれた「サンゴスティック」
今回使用されたスティックは、沖坤が開発した泡盛蒸留かすを原料としたサンゴ植え付け用スティックです。
本来廃棄されてしまう副産物を活用し、環境にやさしい素材として再利用することで、地域資源の循環とサンゴ保全を両立させる取り組みです。
沖縄ならではの文化(泡盛)と自然(サンゴ)がつながるこの活動は、まさに「地域資源の未来活用」の一例と言えます。

海を未来へつなぐために
サンゴ礁は多様な海の生き物を育む大切な環境です。
今回の体験を通じて、子どもたちが「自分たちの手で海を守る」実感を持ち、地域の自然にさらに愛着を深めてくれることを願っています。
沖坤はこれからも、地域の人々と共に、サンゴの成長を支え、未来へと海をつないでいけるよう取り組んでまいります。
